高知高齢協の2014年度組織強化月間の取り組みの1つとして、「認知症サポーター養成講座」を江の口支部、朝倉支部、西部支部で開催しました。
この講座は、介護保険法改正により来年から始まる介護予防・生活支援総合事業に対応して、高齢協組合員が地域や支部で高齢者の生活を支え合う機会が増えてくることを受け、認知症について正しく理解し、認知症の方や家族を温かく見守り支援するための知識を学ぼうと開催したもので、これまで支部活動報告・交流集会などで寄せられた要望をもとに開催する運びとなりました。
11月28日(金)には江ノ口支部、11月30日(日)は朝倉支部、12月5日(金)は西部支部でそれぞれ開催し、3回の講座で延べ84名の方が受講されました。受講された方は高齢協の事業所で働く仲間や、各支部の組合員以外にも、一般の方も多数参加されており、認知症に対する関心の高さがうかがえました。
講義を受けた後の質問コーナーでは「同居家族が認知症になった時、火の取り扱いをどう説明し、対応すればいいのか?」「一度病院に連れていってみたいが、どうやって声をかければいいかわからない」「ご近所の方と会う機会も多いが、『あれ認知症かも?』と感じたとき、どのような声かけをすればいいのかわからない」などなどの質問が出され、講師を務めた高知市健康増進課の方々が熱心にそれぞれの質問に答えてくれました。
統計では認知症は85歳以上の高齢者の4人に1人がその症状があるといわれていますが、こういった講座を通じて認知症に対する理解を深め、自分自身が認知症にならないための対策とともに、家族や地域での見守りや支援のための知識を広げ、住み慣れた地域で自分らしく暮らしていける社会が少しでも実現できるよう、今後も認知症サポーター養成講座を定期的に開催する予定です。
自分たちの地域でも講座を開催して欲しい等の要望がありましたら、ぜひ高知高齢協事務局(088-832-4960)までご連絡ください。